Peugeot OpenEurope™は、お客様の日程に連続性が途切れないように色んな装置を用意しておりますが、思いもよらない事件・事故に遭ったお客様の立場からは戸惑い、不便であることが現実です。そこで、これまでの経験を基に次のような対処要領をまとめてみました。
- 海外旅行中のトラブルが発生しました。
- 世界各国の日本大使館や総領事館などの在外公館リストはこちら、海外旅行の事前の安全対策などに対してはこちらをご参考ください。
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現地に精通している在外公館でも、できること・できないことがあります。これを理解し、皆さん自身が、トラブルに遭遇しても慌てることがないよう、渡航前に安全対策をしっかり行っておくことが大事です。
- ピックアップセンターと電話が繋がりません。
- 事前に到着時間の予約が必須であるセンターで車をピックアップする場合、2週前までに日本総代理店から時間を予約するか、少なくとも1日前までにお客様からセンターまで直接連絡してください。そうではない場合、ほとんどのセンターはスタッフが常にいるわけではありませんので、ご希望する日時にピックアップすることができないかもしれません。
- この場合は状況自体がお客様の帰責であるため、緊急コールセンターまで電話をしても大した方法はありません。最も現実的な方法としては、まず近くの宿泊先で一泊をして、再び連絡を試してピックアップをしなければなりません
- 電話番号に+(プラス)とカッコがありますが何ですか?
- +(プラス)は国際電話の識別番号を意味します。日本の010と同じです。ヨーロッパにいらっしゃいましたら、+(プラス)の代わりに00を押してください。但し、電話を掛ける方法はお客様の電話の種類や通信会社などによって異なりますので、該当する会社までお問合せください。
- カッコは国際電話をする際に省略すべき番号で、たいてい局番前の0にカッコがあります。一般的に局番前の0は国際電話をする際には省略すべきですが、国ごとに違いがあるので事前にご確認ください。
- 私の電話番号を教えようとしますが、どうすればいいですか?
- 緊急コールセンターなどにお客様の電話番号を残す場合は、いわゆるヨーロッパ式にしてください。ヨーロッパの国際電話の識別番号である00を前に入れて、局番前の0を省略した、00 81(日本国番号) 90 1234 5678のようにお伝えください。
- 緊急コールセンターと連絡をしてますが、私の専担スタッフに変えてほしいと伝えてもずっと人が変わります。
- 日本の保険会社の場合、事故が受付されると専担スタッフが配置され、お客様はそのスタッフとのみお話しをされることになります。しかし、ヨーロッパは専担スタッフがなく、処理業務によって担当部署が配置されます。お客様には保険受付番号(Assistance Number)が付与され、通話の度に保険受付番号から先にお伝えしますと、それまでの通話内容などが簡単に共有できます。
- ですので、あえて日本のように専担スタッフの名前をメモする必要はありません。事が進めることにつれ、担当部署もまた変わるはずですし、それに伴って毎回通話するスタッフも変わる可能性があるからです。覚えて頂きたいのはただ一つ、保険受付番号です。
- 整備工場での修理が遅くなります。東洋人に対する人種差別ではありませんか?
- ヨーロッパの整備工場は日本に比べて仕事の処理が遅いです。9時から17時までの定時勤務は基本で、お昼休みも2時間を超えるところも多々あります。部品の物流も同じく、予想した修理完了日より遅くなる場合も少なくありません。「私は旅行客だからすごく急ぎなのに、先に済ませてくれないといけないのでは!」と思われるかもしれませんが、整備工場はただ受付された順番通りに処理します。全ての方に事情があり、早い修理を望んでます。ですので、できるだけゆっくり修理期間を予想して、修理期間中にはPeugeot OpenEurope™からご提供する無料サービスを要請してみてください。
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万が一、人種差別に当たることに遭われたのであれば、直ちに警察に通報してください。欧州では重犯罪です。
Peugeot OpenEurope™日本総代理店の役割と責任の限界
車両のピックアップ当日になるのと同時に、全ての顧客管理はPeugeot OpenEurope™のフランス本社および保険会社に移管されます。したがって、保険処理に関する各業務はお客様より直接処理しなければならず、営業とマーケテイングを専担する日本総代理店はこれを仲裁したり、介入する権限そのものがありません。
日本総代理店から各お客様の保険の処理状況を把握することもできません。ヨーロッパの厳しい個人情報保護法により、当事者または当事者の法的代理人(弁護士、大使館など)以外には、フランス本社や保険会社は日本総代理店と該当事項を共有しないからです。当事者であるご本人だけが保険の受付ができるというのは当然なことかもしれません。第三者が保険の受付ができるのであれば、お客様も知らない間で誰かがお客様の名義で保険処理をして保険金を受取ることもできるからです。
このようなご説明だど少しもの足りませんよね?それでも、ヨーロッパ現地で問題が発生した時に、何をどうすればいいのか困ってしまうのでありましたら、気にせずに日本総代理店ライン™までご連絡ください。手続きや方法・コツ・ノウハウなどに対しては全力でサポート致します!